#156 美術館の「向こう側」に何がある?ポーランド留学が繋いだ絵本への情熱(ちひろ美術館 学芸員 松方路子)
なぜ、心理学を志した学生がポーランドへ渡り、絵本美術館の学芸員となったのか。ボストンでの衝撃的な浮世絵との出会いや、社会主義の名残が残るポーランドで触れた「自由な表現としての絵本」など、松方路子さんの原点と「文化の翻訳者」としての夢を伺います。https://sorosoro-art.vercel.app/ep/155 番組の感想は、#そろそろ美術の話を でお願いいたします。番組公式Twitterもフォローをお願いします!
Guest Profile
松方路子(まつかた みちこ)
- 学芸員。大学卒業後、ポーランド政府給費留学生として、クラクフのヤギェウォ大学へ留学。
- 2003年より安曇野ちひろ美術館、2022年よりちひろ美術館・東京に勤務。
- 「ノルシュテインの絵本づくり展」「ちひろと香月奏男」など、さまざまな展覧会を企画担当
Show Notes
ちひろ美術館について
松方さんの歩みとポーランド留学
- ボストン美術館: 幼少期の滞在時に、浮世絵の描写に衝撃を受けた場所。これが後にポーランドと浮世絵を繋ぐきっかけとなった。
- ヤギェウォ大学 - Uniwersytet Jagielloński: ポーランド・クラクフにある大学。松方さんはここで4年間、美術史や文化の普及について学んだ。
- チャルトリスキ美術館 Muzeum Książąt Czartoryskich: レオナルド・ダ・ヴィンチの『白貂を抱く貴婦人』を所蔵。松方さんが留学時代、誰もいない部屋で名画と対峙した思い出の場所。
話題に上がった作家・エピソード
- ボフダン・ブテンコ Bohdan Butenko: ポーランドの国民的人気絵本画家・漫画家。松方さんが「いつか日本で翻訳出版したい」と願う、火事をテーマにした詩の絵本も手がけている。
- ユゼフ・ヴィルコン: 96歳の現在も活躍するポーランドの画家。安曇野ちひろ美術館の天井で泳ぐ魚の立体作品の作者でもある。
- ユーリー・ノルシュテイン: ロシアのアニメーション作家。松方さんが担当した展覧会を通じ、監督本人とモスクワで交流した際のエピソード。
展覧会・出版情報
- いわさきちひろ「とても素朴なんだけれど たいせつなもの、それが絵本の中にはあるんです。」|ちひろ美術館・東京: ちひろの言葉と作品で画業を辿る展覧会。会期中にちひろの言葉の「目録」も刊行予定。
- ちひろ美術館コレクション魔法の絵本=絵本の魔法|ちひろ美術館・東京
- ようこそ! ザ・キャビンカンパニー新収蔵作品展-がっこうにまにあわない・ゆうやけにとけていく-|安曇野ちひろ美術館: 注目ユニット、ザ・キャビンカンパニーの作品を公開中。
- トットちゃん広場10周年記念展「みんな、いっしょだよ。」|安曇野ちひろ美術館
- ちひろ美術館コレクション 星の下の物語|安曇野ちひろ美術館: 夜や星をテーマにした、幻想的な絵本原画の世界。
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