第339回:画像検索SEO(ImageSEO)って必要?効果は誰にでもあるのか?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 画像検索SEOは、誰にでも必要な施策ではないと整理できます。
- 自社が本当に取り組むべきかは、顧客の流入経路を見れば判断しやすくなります。
- 画像まわりで多くの会社がやった方がよいのは、検索対策よりも使いやすさと反響の改善です。
画像検索SEOと聞くと、やるべきことがずらりと並んだ長い解説記事を思い浮かべるかもしれません。実際、ネットにはそうした情報がたくさんあります。ただ、その多くは「みんながやる前提」で書かれており、自社に本当に必要かどうかの話が飛ばされがちです。
今回の回では、まずそこにブレーキをかけています。画像検索SEOは万人向けの必須施策ではない。必要な業種と、優先順位が低い業種ははっきり分かれる。そのうえで、本当にやるべき人と、そこまで気にしなくてよい人を分けて考えよう、という立て付けです。
まず必要かどうかを判定する
画像検索SEOに取り組むべきかどうかは、顧客がどこで自社を見つけているかを見れば判断しやすくなります。お客さんに、何がきっかけで知ったのかを聞く。画像検索で見つけたのか、検索結果の画像枠から入ってきたのか、SNSで見た画像から興味を持ったのか。その経路に画像が入っているなら、対策の価値があります。
逆に、そこに画像がほとんど関わっていないなら、優先順位は高くありません。もちろんゼロではないにせよ、他にやるべきことがあるなら、そちらを先にした方がよいということです。
お客さんに聞けない場合は、うまくいっていそうな同業を見るという考え方も紹介されています。競合が画像経由で見つけられていそうか、サイトの見せ方に画像が強く効いていそうか。この観察も、判断の助けになります。
画像検索は画像タブだけではない
ここで見落としやすいのが、画像検索の入口です。多くの人は画像タブそのものを思い浮かべますが、実際には通常の検索結果に出てくる画像枠から発見が始まることの方が多い、という指摘がされています。
つまり、「画像検索なんてあまり使わないだろう」と切って捨てるのは早いわけです。通常検索の中で画像が目に入り、それがきっかけでクリックされる業種なら、そこで差がつきます。見た目が大事なお菓子や商品、作品、事例のような分野は特にそうでしょう。
本当の画像検索SEOはやることが多くない
今回の回で面白いのは、世の中で画像SEOとして並べられている項目の中には、実は別の話がかなり混ざっていると整理している点です。純粋な検索対策の話と、ユーザビリティや回遊性、反響改善の話がごちゃ混ぜになっているというわけです。
そのため、検索経由の露出という意味で本当に重要な項目は、思ったより多くありません。細かい設定や属性の最適化に神経質になるより、画像が必要な業種かどうかを見極める方が先です。必要な人はしっかりやる。そうでない人は追いかけすぎない。この線引きがまず大切です。
多くの会社に必要なのは使いやすさの改善
一方で、画像の使い方そのものは、ほとんどの会社に関係します。ページを軽くする、視線を邪魔しない位置に置く、アイキャッチの見え方を意識する、素材写真を自社の実態のように見せかけない。こうした話は、検索順位というより、読んだ人の反応に効いてきます。
軽さは順位より体験のため
画像を軽くすることは、直接の検索順位操作というより、読み込みやすさを通じて体験を良くするためです。特にスマホでは、表示がもたつくだけで離脱につながります。だから軽くする価値は高いのですが、それを過大に「SEOの決定打」と考えない方が自然です。
素材写真は見抜かれている
もうひとつ印象的なのが、ストックフォトは案外ばれている、という話です。素材だと分かったうえで使うならよいのですが、自社らしさの代用品としてごまかせると思わない方がいい。むしろ、自分たちで撮った少し粗い写真の方がリアリティを持つこともあります。
ここから、写真や動画をある程度社内でコントロールできる体制が必要ではないか、という流れにもつながっています。画像を単なる飾りではなく、信頼の材料として見る視点です。
考えすぎず、必要な人だけ深くやる
画像検索SEOは、必要な業種にとっては重要です。アーティストや写真家、見た目が直接集客に結びつく商材などは、当然きちんと取り組んだ方がよいでしょう。
ただ、そうでない会社まで一律に長いチェックリストを追いかける必要はありません。画像は重要な要素ではあるが、画像だけをいじってページ全体が急によくなるわけではない。最終的には、ページ全体の構成や内容とセットで考えるべきものです。
まとめ:画像SEOは万能施策ではない
画像検索SEOは、誰にでも必要な万能施策ではありません。まずは、自社の見込み客が本当に画像経由で入ってきているのかを見て、必要性を判断することが先です。
そのうえで、必要な業種なら画像検索や検索結果の画像枠を意識して整える。そうでない場合でも、画像の軽さ、見せ方、リアリティといった使いやすさの改善は多くの会社に効きます。
大事なのは、長いチェックリストに振り回されることではなく、自社に必要な画像活用を見極めることです。そこを外さなければ、無駄な工数はかなり減らせます。
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