第490回:ChatGPT使ってますか?まだの理由が「これ」だと危険です
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
ChatGPTをまだ使っていない場合、理由によっては少し注意が必要です。
単に「新しいものが苦手」という話なら、使い始めれば自然に慣れていけることも多い一方で、「何を頼めばいいか分からない」「問いを立てられない」という状態が理由になっていると、これからAIが当たり前に組み込まれていく環境で、差が広がりやすくなります。
この書き起こしでは、ChatGPTを使っていない理由を整理しながら、今のうちにどこを整えておくと良いかを、私の現場の感覚でお話しします。
- ChatGPTを使っていない理由は、大きく2種類に分けて考えられる
- 本当に注意したいのは「テクノロジーが苦手」よりも別のところ
- 「問いを立てる力」を鍛えるために、まず何から始めるとよいか
ChatGPTを使っていない人が増えるほど、理由が大切になります
最近は、さまざまなツールの中に自然とAI機能が入り始めています。だからこそ、AIにまったく触れていない人は以前より減ってきた印象があります。
それでも「まだ使っていない」「どう使えばいいか想像がつかない」という状態が続いているなら、そろそろ一度立ち止まって考えてみてもよいと思っています。危機感を煽って行動してもらうのは、正直あまり好きではありませんが、別の言い方が見つからない場面もあるからです。
使っていない理由は、大きく2つに分かれます
ChatGPTを使っていない理由は、大きく分けると2種類あると感じています。これは、Webサイト運用の相談で見てきた構図とも、どこか似ています。
1つ目:苦手意識が強く、触るきっかけがない
いわゆる「ITが得意ではない」「新しいものは難しそうで避けてしまう」という理由です。このタイプの方は、私はそこまで心配していません。
というのも、一度使い始めると「こういう感じでいいのか」と分かり、そこから自然に活用が進むことが少なくないからです。背中を少し押せば、スムーズに入っていけるケースが多い印象です。
2つ目:何に使えるか以前に、問いが形になっていない
もう一つは、テクノロジーの苦手意識というよりも、「何を頼めばいいのか」「どう言葉にすればいいのか」が見えにくい状態です。これが理由になっている場合、AIが身近になればなるほど、かえって距離が遠く感じられることがあります。
私はここを、少し注意したほうが良いと思っています。なぜなら、AIは基本的にこちら側が投げる問いで動き始めるからです。
AIは「問いかけ」から始まります
ChatGPTに限らず、画像生成のAIでも同じですが、AIは基本的に受け身です。こちらから問いを立てたり、依頼を投げたりして初めて動きます。
言い換えると、こちらがどう投げるかで返ってくるものが大きく変わります。「プロンプト」という言い方が広まっていますが、難しい言葉に見えても本質はシンプルで、お願いの組み立て方の話だと思っています。
「まだ使っていない」が危険になりやすいのは、後者の理由です
単に慣れていないだけなら、使いながら乗り越えられることが多いです。ところが「問いが立たない」状態だと、AIツールが増えても増えるほど、結局どれも使いこなせないままになってしまいやすくなります。
その結果、AIを使える人と使えない人の間で、生産性の差が開きやすい社会になったときに、対応が難しくなる可能性が出てきます。だから今のうちに、基本・ベースとなる部分の部分を整えておくことをおすすめします。
まずは使ってみる(ただし、目的は人によって違います)
結論としては、どちらのタイプであっても「とりあえず使ってみる」のが大切です。ただし、使う目的は少し違います。
苦手意識が理由の人は「慣れる」ために使う
この場合は、まず触ってみるだけで十分です。誰かが使った質問文をそのまま真似して入力してみて、返ってきた答えを見ながら「こう聞くとこう返るのか」を体験していくと、理解が早くなります。
思ったような答えが返ってこなかったときは、言い方を変えてみるだけでも結果が変わります。人とのコミュニケーションと同じで、伝え方を調整することで噛み合いやすくなります。
問いが立たない自覚がある人は「問いを立てる訓練」として使う
この場合は、AIを使うこと自体が目的ではなく、言語化の練習が目的になります。ChatGPTは何度聞いても付き合ってくれますし、同じことを繰り返し聞いても嫌がりません。
だからこそ、遠慮せずに試行錯誤できます。少しずつ「自分が何を求めているのか」「何の情報が足りないのか」を言葉にしていく習慣を、ここで作っていくと良いと思います。
素の状態で触れておくと、怪しい情報に振り回されにくくなります
今の時点でも、ChatGPT周りは情報としてお金になりやすい領域です。その分、分かりやすいノウハウの形にして売ろうとする動きも出やすく、注意が必要だと感じています。
だから私は、まずは「素の状態」で触ってみることをおすすめします。自分の体感ができていれば、情報の良し悪しも判断しやすくなります。
AIと付き合うときに忘れたくないこと
これからは、いわゆる「AIツール」だけではなく、さまざまなサービスの一部として、文章生成や画像生成などが組み込まれていくと思います。そのときに「どこで使うか」「どこは自分で考えるか」の判断が必要になります。
毎回すべてを要約させてしまうと、自分で読み解く力が落ちてしまうこともあります。長い情報をきちんと読み込み、自分の頭でつなげて理解することも、意識して残しておきたいところです。
まとめ
ChatGPTをまだ使っていないなら、まずは一度触れてみることをおすすめします。苦手意識が理由なら慣れればよいですし、問いが立たないことが理由なら、問いを立てる練習として使うのが良いと思います。
AIが当たり前に隣にいる時代に備えて、今のうちに「使える土俵」に移っておく。今回は、そのための考え方として受け取っていただければと思います。
関連リンク
- ChatGPT(公式)
- ChatGPT Plans(公式)
- ChatGPT カスタム指示(OpenAI Help Center)
- Microsoft Copilot(公式)
- Adobe Firefly(公式)
FAQ
ChatGPTを使っていないと「危険」と言えるのは、どんなときですか?単に新しいものが苦手で触っていないだけなら、使い始めれば慣れていけることが多いです。一方で「何を頼めばいいか分からない」「問いを立てられない」状態が理由になっていると、AIが身近になるほど差が広がりやすくなるため注意が必要です。
ChatGPTを使っていない理由は、どう整理すればよいですか?大きくは「苦手意識が強く、触るきっかけがない」タイプと、「問いや依頼を言語化しづらい」タイプに分けて考えると整理しやすいです。自分がどちらに近いかを見立てると、取り組み方も決めやすくなります。
「問いを立てる力」を鍛えるには、何から始めるとよいですか?まずは遠慮せずに、ChatGPTに何度でも質問してみるのがおすすめです。思った答えが返らないときは、言い方を変えたり、前提情報を足したりして試すことで、自分の言語化の癖が見えてきます。
最初に試す質問の作り方に、コツはありますか?「何をしてほしいか」だけでなく、「背景」「目的」「制約(条件)」を一緒に書くと、噛み合いやすくなります。うまくいかないときは、一度短くして聞き直すなど、会話しながら調整していく前提で考えると続けやすいです。
AIに頼りすぎて、自分の力が落ちるのが心配ですどこで使い、どこは自分で考えるかを意識しておくと、バランスを取りやすくなります。長い情報を読み込み、自分でつなげて理解する時間も意識して残すことで、判断力や読解力を保ちながらAIを活用しやすくなります。
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