第317回:Webも先を見越してTV対応も視野に入れる必要性が?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- テレビでYouTubeを見る流れが、企業の情報発信にどう影響するかが分かる
- 動画活用の主戦場が、検索結果の抜け道ではなくプラットフォーム内の露出へ移る可能性を考えられる
- その先に必要になる「テレビ対応」の考え方・方向性を持てる
今回のテーマは、テレビでYouTubeを見る人が増えている流れを、企業のWeb活用としてどう捉えるかです。全部がテレビ中心になるという話ではありません。ただ、情報収集の手段がパソコンからスマホへ移ってきたように、共有して見る場面ではテレビが次の接点になる可能性があります。そこを見落とすと、動画の出し方も、その先のWebサイトの見せ方もずれてきます。
テレビでネット動画を見る行動が普通になりつつある
家庭でも会社でも、大きな画面でみんなで見る方が楽な場面は少なくありません。子どもがいる家庭では、昼や夕方にまず配信サービスを見るという行動が自然に起きていますし、年齢層や機器の扱いに慣れた人が増えれば、YouTubeもさらに入りやすくなるはずです。
しかもテレビ側も変わっています。動画配信サービスへの専用ボタンが付き、起動も速くなり、検索やおすすめも使いやすくなっている。昔は「それならパソコンで見ればいい」と感じたものが、今はわざわざテレビで見る理由がある状態になっています。
共有して見る場面ではテレビが強い
スマホやタブレットは個人視聴には向いていますが、家族や会議の場で同じものを見るには不向きです。任天堂のようにテレビでも個人端末でも楽しめる設計が支持されるのも、その需要があるからです。動画が個人消費だけでなく共有体験として使われるほど、テレビの意味は残ります。
テレビ型メディアが不利になりやすい理由
一方で、従来型のテレビ番組には構造的な弱さもあります。基本は同期型で、その時間にいなければ消費しにくい。再放送やアーカイブにも権利上の制約があります。これに対してYouTubeや配信サービスは、玉石混交ではあっても基本的には蓄積していきます。
30年たてば30年分の動画が積み上がり、そこから自分に合うものを探せる。今の価値観では、この非同期で検索可能な構造の方が強いはずです。カジュアルな知識系コンテンツや比較検討の材料は、なおさらそちらへ流れやすくなります。
検索行動の中にYouTubeが一本立つ
この流れが進むと、何か調べたい時にGoogle検索だけでなく、「YouTubeに出ていないかも見てみよう」という行動が自然に増えます。しかもそれが、個人の暇つぶしだけでなく、みんなで意思決定する場面にも入ってくる。会社で集まって動画を見ながら意見を出し合うような使い方も十分考えられます。
動画活用の主戦場の見直し
これまで動画活用というと、自然検索で動画枠が出るクエリを狙ってショートカットするような発想が目立ちました。もちろんそれも一つの手ですが、先を見れば、もっと重要なのはYouTubeのようなプラットフォーム内で見つけてもらうことかもしれません。
会社のYouTubeチャンネルを持ち、継続的に運用し、そこでの露出を高めていく。これはGoogleビジネスプロフィールを育てる感覚に近く、企業の基本活動の一つになっていく可能性があります。YouTuber的な世界とは別に、企業の情報発信基盤としての動画運用が立ち上がってくる、という考え方・方向性です。
その先に出てくるテレビ対応
動画を見て興味を持った人は、より詳しい情報を求めてWebサイトへ来ます。その時、閲覧先がテレビだったらどうなるか。遠くから見る4Kテレビと、手元で見るスマホやパソコンでは、情報の感じ方も、操作の前提も違います。リモコン操作を考えるなら、UIや導線の考え方も変わってくるはずです。
今すぐ大規模に対応する必要はなくても、一度自社サイトをテレビで見てみる価値はあります。文字の見え方、離れた距離での理解しやすさ、スマホへ情報を渡す導線、QRコードの扱いなど、早めに論点を見つけておくと先手を打ちやすくなります。
まだ早いが、無視はしにくい段階
現状ではテレビからのアクセスは多くないかもしれません。それでも、生活の中でテレビがネット動画の入り口になりつつあるなら、その先にあるWebサイトや問い合わせ導線もいずれ影響を受けます。「まだほとんど来ていないから見なくていい」ではなく、「今のうちに感覚をつかんでおく」が現実的です。
まとめ:動画の先にある視聴環境まで視野に入れる
テレビでYouTubeや配信サービスを見る行動が広がると、動画は個人のスマホ視聴だけでなく、共有して見る情報収集の入り口になります。そうなれば、動画活用の中心は検索結果の補助ではなく、プラットフォーム内で見つけてもらうことへ寄っていきます。
さらにその先では、動画からWebサイトへ来た時の見え方も変わります。だから企業は、動画を作るだけで終わらず、どの画面で、どんな場面で見られるのかまで考えておく必要があります。テレビ対応はまだ先の話に見えても、今のうちに視野へ入れておく価値があります。
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投稿 第317回:Webも先を見越してTV対応も視野に入れる必要性が? は 中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ) に最初に表示されました。
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